Difyの料金|Sandboxプランの制限と有料プラン・クレジットの数え方
・ Employee Store 運用局

この記事のまとめ
Difyのクラウド版は、ワークスペースごとのプラン料金と、モデルを使うためのメッセージクレジットで成り立っています。お試し用の Sandbox は、クレジットやアプリ数に上限があります。この記事では、プランの違い、クレジットの数え方、別にかかる費用を順に説明します。
この記事の料金と条件は、2026年10月2日に Dify の料金ページと公式ドキュメントで確かめたものです。金額はドル表示で、税は含まれません。料金やプランは変わることがあります。申し込む前に、末尾の出典から最新の内容を確かめてください。
Dify 料金の仕組みは、クラウド版(Dify Cloud)とセルフホストで分かれます。Dify Cloud では、ワークスペースごとにプランを選び、モデルの利用はメッセージクレジットか自分のAPIキーで払います。自分のサーバーで動かすセルフホストには、Community 版があります。
Difyの料金の全体像:クラウド版とセルフホスト
料金ページでは、Dify Cloud に Sandbox、Professional、Team の3つのプランがあります。セルフホストには、Community と Enterprise があります。
| 区分 | プラン | 料金ページの表記 |
|---|---|---|
| Dify Cloud | Sandbox | Free |
| Dify Cloud | Professional | 1ワークスペースあたり年590ドル、または月59ドル |
| Dify Cloud | Team | 1ワークスペースあたり年1,590ドル、または月159ドル |
| セルフホスト | Community | Free |
| セルフホスト | Enterprise | Custom(要問い合わせ) |
Dify Cloud の金額に税は含まれず、支払いのときに加わる場合があります。年払いにすると、料金ページの表示では17%安くなります。課金はワークスペースごとです。プランによって、メンバー数、使える機能、使用量の上限が決まります。
Sandboxプランでできること・制限
Sandbox は、Dify の中心の機能を試すためのプランです。料金ページの表記は Free です。主な上限は次のとおりです。
- メッセージクレジット:200
- ワークスペース1つ、メンバー1人、アプリ5つ
- ナレッジの文書50件、ナレッジの保存容量50MB
- ナレッジへのリクエストは1分あたり10回
- トリガーのイベントは3,000回、1つのワークフローにトリガーは2つまで
- ログの保存は30日間
- Dify のAPIは1か月5,000回まで
公式ドキュメントでは、Sandbox のクレジットは1回限りの200で、毎月の補充はないと説明されています。有料プランのクレジットは毎月つきます。
ナレッジへのリクエストの上限は、データセットの作成や更新、文書のアップロード、ナレッジの検索などを合わせた1分あたりの回数です。料金ページの例では、Sandbox で1分間に10回続けてヒットテストをすると、次の1分間はデータセットの作成や文書のアップロードなどが一時的に制限されます。
上限の項目の意味
- トリガーのイベント:プラグイン、スケジュール、Webhook のトリガーで、ワークフローが自動で動き出した回数
- ナレッジの保存容量:High Quality のインデックス方式で取り込んだ文書が使う。上限に達すると、新しい文書をアップロードできない
- アノテーション:応答を手で直して、決まった質問に決まった答えを返す機能。Chat アプリだけで使え、Sandbox は10件まで
ナレッジを多く使うアプリや、Webhook で頻繁に動くワークフローは、Sandbox の上限に早く届きます。試すときは、本番で想定する文書の量と呼び出しの回数を先に見積もっておきます。
有料プランを解約すると、支払い済みの期間が終わった後、ワークスペースは Sandbox に戻ります。
有料プランの違い
| 項目 | Professional | Team |
|---|---|---|
| 年払い | 1ワークスペースあたり年590ドル | 1ワークスペースあたり年1,590ドル |
| 月払い | 月59ドル | 月159ドル |
| メッセージクレジット | 毎月5,000 | 毎月10,000 |
| メンバー | 3人 | 50人 |
| アプリ | 50 | 200 |
| ナレッジの文書 | 500件 | 1,000件 |
| ナレッジの保存容量 | 5GB | 20GB |
| ナレッジへのリクエスト | 1分あたり100回 | 1分あたり1,000回 |
| トリガーのイベント | 毎月20,000回 | 上限なし |
| アノテーション | 2,000件 | 5,000件 |
| ログの保存 | 上限なし | 上限なし |
| Dify のAPI | 回数の上限なし | 回数の上限なし |
- 200クレジットSandbox1回限り
- 5,000クレジットProfessional毎月
- 10,000クレジットTeam毎月
Sandbox は1回限り、Professional と Team は毎月つく
料金ページは、Professional を個人の開発者と小さなチーム向け、Team を中規模のチーム向けとしています。Professional と Team では、同じモデルに複数のAPIキーを登録して負荷を分けるロードバランシングも使えます。
プランの変更と解約
- 上のプランへの変更:すぐに反映される。今の請求期間の残りの差額を払う
- 下のプランへの変更:次の請求期間の始めに反映される。それまでは今のプランを使える
- 解約と支払い方法の変更:設定の Billing から Stripe の請求ポータルを開いて行う
- 変更できるのは、ワークスペースのオーナーと管理者だけ
メッセージクレジットとは
メッセージクレジットは、OpenAI、Anthropic、Gemini、xAI、Tongyi などのモデルを、自分のAPIキーなしで Dify の中で使うためのものです。公式ドキュメントでは AI クレジットとも呼ばれています。
クレジットの数え方
AIの応答1回ごとに、クレジットが減ります。応答1回とは、モデルを1回呼び出すこと(入力1つと出力1つ)です。使ったトークン数にかかわらず、1回の応答と数えます。1回あたりに減るクレジットはモデルによって違い、大きなモデルほど多く減ります。モデルごとの数は料金ページで示されています。
クレジットを使い切ったら、自分のAPIキーに切り替えられます。モデルプロバイダーの設定で Usage Priority を決めると、クレジットとAPIキーのどちらを先に使うかを選べます。先にクレジットを使い、なくなったらAPIキーに移る形にもできます。
クレジットを使えるのは、対応しているプロバイダーのモデルだけです。対応していないプロバイダーは、インストールしたうえで、自分のアカウントとAPIキーで使います。
モデルのAPI利用料は別にかかる
自分のAPIキーを登録すると、モデルの利用料はそのプロバイダーから請求されます。Dify のプラン料金とは別の支払いです。公式ドキュメントは、追加したキーはワークスペース全体で使え、自分のプロバイダーのアカウントに請求されると説明しています。キーを登録・管理できるのは、ワークスペースのオーナーと管理者だけです。
各社は、モデルの料金をトークン数で示しています。Anthropic と Google の Gemini API は、100万トークンあたりの単価で載せています。Dify のクレジットは応答の回数で数えますが、APIキーの請求はトークン数で決まります。長い文書を読ませると、1回の応答でも使うトークンが増え、費用も増えます。
費用の見積もり方はAIエージェントの費用で整理しています。Dify の基本の操作はDifyの使い方で説明しています。
セルフホストにする場合の費用
セルフホスト向けの Community 版は、料金ページで Free と表記されています。公開リポジトリで出ている中心の機能をすべて使え、ワークスペースは1つです。Dify Open Source License に従って使います。料金ページは、オープンソースの愛好家、個人の開発者、非商用のプロジェクト向けとしています。
サーバーの目安
Docker Compose で立てる公式手順の最低条件は、CPU 2コア以上、メモリ4GiB以上です。Docker Compose は2.24.0以上が必要です。macOS では、Docker の仮想マシンに2つ以上の仮想CPUと8GiB以上のメモリを割り当てるよう書かれています。起動すると、api、worker、web などの7つの中心のサービスと、PostgreSQL、Redis、nginx などの8つの部品がコンテナとして動きます。
セルフホストでは、Dify に払う料金の代わりに、サーバー代、更新、バックアップ、障害への対応を自分で持ちます。モデルの利用料は、自分のAPIキーの請求として別にかかります。
Dify をどう使いたいか
販売するときのライセンス
Dify のライセンスは、商用での利用を認めています。ただし、書面の許可なく Dify のソースコードでマルチテナント環境(1テナントは1ワークスペース)を運営する場合は、商用ライセンスが必要です。Dify のフロントエンドを使いながら、コンソールやアプリのロゴ・著作権表示を消したり変えたりする場合も同じです。詳しくはDifyの商用利用で説明しています。
Employee Store では、Dify のワークフローを含むAIエージェントを出品できます。掲載料と初期費用はかからず、手数料は成約金額の20%で、成約したときだけ発生します。詳しくは出品者向けの案内をご覧ください。
よくある質問
- Dify は料金をかけずに使えますか?
- Dify Cloud の Sandbox は、料金ページの表記が Free です。メッセージクレジットは1回限りの200で、アプリは5つまでです。自分のサーバーで動かす Community 版も Free と表記されていますが、サーバー代は自分で持ちます。
- メッセージクレジットを使い切るとどうなりますか?
- 自分のAPIキーを登録すると、そのキーでモデルを使い続けられます。モデルプロバイダーの設定の Usage Priority で、クレジットとAPIキーのどちらを先に使うかを決められます。キーの利用料はプロバイダーから請求されます。
- 学生や教員向けの割引はありますか?
- Dify for Education があります。在学中の学生、教員、教育機関の職員が学校のメールアドレスで認証すると、年払いの Professional の1年分に割引が全額適用されます。この場合も、クレジットは Sandbox と同じ1回限りの200です。認証は毎年やり直します。


